大阪・関西万博の来場者、7割が50歳以上!子育て世代の呼び込みが課題

大阪・関西万博の来場者、7割強が50歳以上…子育て世代の呼び込みがカギ

大阪・関西万博が開催中の人工島・夢洲で、来場者の年代別割合が明らかになった。スマートフォンの位置情報を分析する会社「クロスロケーションズ」による調査結果によると、来場者の7割強が50歳以上であることが判明。特に、70代以上が35%、60代が22%、50代が19%を占める一方で、20代はわずか5%、30代は6%と少数派にとどまっていることがわかった。この結果から、万博の来場者数を増加させるためには、子育て世代をターゲットにした呼び込みが重要であると指摘されている。

調査データは、2025年の大阪・関西万博開幕から24日間の会場内滞在者(スタッフ含む)を対象に収集されたもの。データは、ユーザーの同意を得て、スマートフォンアプリから取得された匿名化された情報に基づいており、個人を特定できるデータは含まれていないとのこと。

万博協会の発表によると、一般来場者数は13日から25日までの13日間で100万人を超え、速報値では約101万8000人に達した。とはいえ、最も多かった開幕日の来場者数は12万4339人であり、半年間で目標としている2820万人を達成するためには、1日平均15万人の来場者を記録する必要がある。しかし、現時点でこの数には到達していない。

来場者の年齢層を考慮すると、50代以上の高齢者層の存在が大きいことがわかるが、若年層や子育て世代の来場者の取り込みが求められる状況だ。万博は多世代が楽しめるイベントとして、今後は親子で楽しめるコンテンツや子育て世代向けのPR活動を強化していく必要がありそうだ。

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