任天堂スイッチ2、予約殺到で入手困難に?条件厳格化でも争奪戦続く見通し

2025年6月5日に発売される任天堂の次世代ゲーム機「ニンテンドースイッチ2」。

予約受付が開始されるや否や、過熱する人気が社会現象になっています。初回の公式抽選には220万人が殺到。

転売対策として応募条件が厳格化されるも、依然として抽選倍率は極めて高く、第2回抽選や家電量販店での予約も“プラチナチケット化”。このままでは1年以上入手できないとの見方も広がっています。

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想定を上回る人気ぶり、抽選倍率は“超高確率”

4月23日、任天堂の古川俊太郎社長はSNS上で「相当数のお客様が当選しないことが想定されます」とコメント。

これは、220万人という応募者数が、任天堂の想定を大きく上回ったことを意味しています。部材調達や生産体制を整えていたものの、あまりの反響に追いつかない状況です。

抽選参加条件は“ガチ勢”のみ 転売対策が裏目?

任天堂は第1回抽選において、転売対策として高い応募条件を設定しました。対象は2024年2月28日時点でスイッチのソフトを50時間以上プレイし、かつオンライン有料会員として1年以上継続しているユーザー。さらに無料ソフトや体験版のプレイは除外されており、実質的に“ガチ勢”のみが応募できる仕組みです。

それにもかかわらず、SNSでは「全員当選」など楽観的な声が一時トレンド入りしましたが、結果は非情。当選発表の24日には任天堂をかたるフィッシングメールが出回り、混乱を招きました。

家電量販店も“条件付き”抽選に 予約権がプラチナ化

公式サイト以外にも、家電量販店各社が抽選販売を実施していますが、こちらも厳格な転売対策を講じています。

  • ビックカメラ:直近2年以内に5万円以上の購入履歴がある会員限定
  • ヤマダデンキ:約1年以内に購入履歴があるユーザー限定
  • ジョーシン:年間15万円以上購入している会員にのみ応募URLを通知

つまり、普段からの“購買実績”が抽選参加の鍵になっており、抽選に参加するための条件自体が「プラチナチケット化」している状況です。

供給不足は世界規模に? 専門家が語る今後の展開

ゲーム業界に詳しい東洋証券の安田秀樹アナリストによると、任天堂は国内向けに公式と量販店合わせて約80万〜100万台を準備していたと見られます。しかし、国内需要は500万台規模に膨れ上がっている可能性が高く、2025年度内で最大400万台の供給が限度だろうと予測されています。

さらにアメリカでは、トランプ政権時代の関税政策を背景に、任天堂が予約開始日を延期するなどの混乱も発生。価格据え置きにも関わらず、周辺機器の一部は5〜10ドルの値上げがあり、全世界での供給不足が現実味を帯びています。

まとめ:スイッチ2争奪戦は長期戦へ

高性能・高人気を誇るニンテンドースイッチ2ですが、その予約・購入難易度は過去最大級と言っても過言ではありません。公式抽選や量販店での対策があっても、根強い需要に供給が追いつかない状況が続くと見られています。

本体の入手を目指すユーザーは、任天堂公式サイトや量販店の抽選スケジュール、応募条件のチェックを怠らず、こまめに情報を収集していくことが肝要です。

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