石破総理大臣、ベトナムとフィリピン訪問へ出発

石破総理大臣は、2025年4月27日午前、ベトナムとフィリピンを訪問するため、羽田空港から政府専用機で出発しました。訪問期間は4日間で、両国との安全保障分野を中心とした協力強化を目的としています。

訪問の初日、石破総理はベトナムに到着し、最高指導者トー・ラム共産党書記長との会談を予定しており、続いて28日にはベトナムのチン首相と会談を行う予定です。その後、29日にはフィリピンでマルコス大統領と首脳会談を実施する予定です。

石破総理は、記者団に対して、今回の訪問の目的について「両国との2国間関係の強化や、地域、国際情勢の重要な課題について意見交換を行い、連携を強化したい」と述べました。特に、南シナ海や東シナ海における中国の現状変更を巡る動きについて懸念を示し、安全保障分野での協力を一層強化する意向を示しました。

また、アメリカの関税措置が両国の経済や進出している日本企業に大きな影響を与えていることを踏まえ、現地で日本企業の意見や懸念をよく聴き、今後の日本政府の施策に役立てる考えを表明しました。

この訪問は、日本の国際的なプレゼンスを強化し、地域の安定に寄与する重要な外交活動となります。

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