4月26日、男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン（ATP1000）シングルス2回戦で、第30シードのマッテオ・ベレッティーニ（イタリア）がマルクス・ギロン（アメリカ）を6-7(3-7), 7-6(8-6), 6-1のフルセットで破り、3回戦進出を決めた。試合時間は2時間34分に及ぶ大激戦だった。
この勝利により、29歳のベレッティーニはツアーレベルで通算200勝を達成。オープン化以降、イタリア男子では史上8人目となる快挙となった。
第1セット、ベレッティーニは第10ゲームで3度のセットポイントを握るも生かせず、タイブレークを落とす苦しい立ち上がり。しかし続く第2セットでは、互いにサービスゲームを譲らない接戦の末、タイブレークを制してセットカウントをタイに戻した。
ファイナルセットに入るとベレッティーニがギアを一段上げ、リターンゲームでギロンから2度のブレークに成功。5-0とリードを広げると、最初のマッチポイントをしっかりものにし、逆転勝利を収めた。
ベレッティーニはこれまでギロンとの対戦成績で2勝0敗とリードしていたが、今回もその記録を更新。4年ぶり2度目のマドリッド3回戦進出を果たした。
次戦、ベレッティーニは第5シードのジャック・ドレイパー（イギリス）と対戦予定。ドレイパーは2回戦でティム・ファン・リートホーフェン（オランダ）をストレートで破って勝ち上がってきており、注目の一戦となる。
