近年、小学生の間でスマホを持つ子どもが増えています。特に高学年になると、クラスの半分以上がスマホを所持しているケースも少なくありません。
しかし、親としては「本当に持たせて大丈夫?」「周りが持ってるからって、うちも持たせるべき?」と悩むのが本音ではないでしょうか。
この記事では、小学生のスマホ所有率の現状をもとに、持たせるべきかどうかの判断材料や家庭でできるルール作りのポイントを解説します。
目次
小学生のスマホ所有率は?(2025年時点)
最新の調査結果では、以下のような数字が出ています。
- 小学生全体のスマホ所有率:34.1%(学研教育総合研究所)
- 上級小学生(4〜6年生)では52%(NTTドコモ調査/関東地域)
- 低学年(1〜3年生)では19.5〜29.1%(学研・BIGLOBE調査)
このように、学年が上がるほどスマホ所有率は高く、特に都市部では半数以上がスマホを持っている状況です。
スマホを持たせるメリット
- 緊急時の連絡手段になる(塾・習い事・友達との外出時)
- 防犯面での安心感がある(GPS・居場所確認アプリ)
- 情報収集や学習ツールとして使える
- 友達とのコミュニケーション手段になる(LINEなど)
スマホを持たせるデメリット・リスク
- SNSトラブル(LINEグループからの仲間外れ、既読スルー問題など)
- 有害サイトへのアクセス
- 課金・ゲーム依存
- 視力や睡眠への影響
スマホを持たせるべきか?判断のポイント
- 子どもの生活スタイルと必要性
- 一人で習い事に通っている/留守番が多いなど、連絡手段が必要なケース。
- 子どもの理解力と責任感
- 使い方のルールを守れるか、親ときちんと話し合えるかがカギ。
- 家庭の方針と価値観
- 友達と比べるのではなく、自分の家庭に合った判断をすることが大切です。
持たせるなら必ず決めたい「家庭ルール」
- 利用時間の制限(例:1日30分、21時以降は使用禁止)
- アプリのインストール制限
- GPSやフィルタリングサービスの活用
- 親子で定期的に使い方を話し合う
まとめ:持たせるかどうかは“家庭次第”
周りの子がスマホを持っているからといって、焦る必要はありません。
家庭ごとに考え方や生活環境は異なります。大切なのは、「何のためにスマホを持たせるのか?」を明確にし、子どもとしっかり話し合ったうえで判断することです。
持たせると決めた場合も、必ずルール作りと定期的な見直しを行い、親子で安心してスマホを使える環境を整えていきましょう。